JMRIによる鶴見駅実装も徐々に進んでおります。
あとは、入替標識のロジックを実装すれば完成です。
実際の鶴見駅では、入替信号機なのか入替標識なのか確認ができていませんが、今回の実装では入替標識にします。
進めるうちに、JMRIの標準機能の限界も見え隠れします。
この鶴見駅を実装するにも、ロジックやスクリプトをゴリゴリ実装しなければいけない部分が数か所あるのですが、今回は目をつぶって、出来るだけ標準機能だけで済ませようと思います。
東海道 客車列車線 上り場内信号機の解説をしてみます。
(この実装方法は私独自のやり方です)
東海道 客車列車線 上り場内信号機には、2つの信号機が存在します。
上図では、右下の赤丸に中にある2つの信号機で、
1:客車列車線をそのまま通過するルートの信号機
2:客車列車線から貨物線に侵入するルートの信号機
です。
信号機の近くに、左向きの三角形と、グレーの丸い記号を設置しています。
これは、信号機を制御するための工夫です。
(JMRIの解説書をよみながら、ちょっと工夫してみた、私の独自の方法です)
1:左向きの三角形について。
これは、対応する信号機が指し示す ルートが開閉しているのかどうかを表すセンサーとしています。水色になっていると、ルートが開いている表します。
上図では客車列車線をそのまま通過するルートが開いている事を示しています。
2:グレーの丸について。
これは、閉塞センサーとしています。仮にこの部分に列車がいれば、グレーの丸が赤い色に変わり、信号機が赤に変わります。
この三角形と丸の記号が信号の赤・青・黄に影響を与えています。
そうして、もう一つ影響を与えているのが、前方の信号機です。
客車列車線への場内進入信号機は、上図左下の赤丸にある出発信号機の影響をうけます。
客車列車線から貨物線への場内信号機は、上図左真ん中にある、貨物線の場内第2信号機の影響をうけます。
上図は、東海道客車列車線 上り出発信号機が赤、場内信号機が黄色になっています。
ちなみに、上り出発信号機が赤なのは、進行方向にある閉塞センサーが列車を感知しているためです(黒に赤丸の記号)
この、東海道客車列車線 場内信号機を制御する為の設定を、上図にしめします。
Protectセンサーには、対象信号機を赤にする為にセンサーを設定します。
私はここに閉塞センサー名(青まる)と、ルート開閉センサー名(緑まる)を記入します。
ルート開閉センサーの制御は、JMRIのLogixを使用しており、関係する転轍機の定位・反位をチェックしています。
Protects信号機は、対象信号機に影響を与える、前方信号機を記入します。
このProtectes信号機の記入欄をみてわかるように、2つの信号機しか記入できません。
この制限が、JMRI鶴見駅の構築において少々問題を引き起こしております。
その件について、別途ブログアップします。
このパネルの稼働例。
東海道 客車列車線 上りのポイントを一か所変更すると、下図のような動きとなります。
JMRI、PanelPro