2013年2月27日水曜日

インドの踏切施設を訪問中

インド西部の田舎の町。その田舎町からかなり離れた、何もない場所。
そこが今回の仕事場なのですが、なんと、その仕事場のすぐ近くに踏切が!
しかも、車で近づいていくと遮断機が下りているという、なんとも幸運な状況に!

ついで?ですので、列車を撮影しつつ、踏切施設を見学させて頂きました。
見学と言っても、誰でも、いつでも入って見る事ができます。


踏切に止められるの図。





とりあえず列車を撮影。




踏切施設にお邪魔します。
遮断棒を操作するテコがあります。





テコを反対側から見たところ。
左の白い服を着ている人が、踏切番のおじさん。




我らがドライバー、調子こいて、テコの操作をちょっとだけさせてもらっていました。
優しい踏切番の方は終始笑顔。





隣の踏切から電話がかかってきました。
列車が来るので、遮断機を降ろすように指示が来ます。
そう、こちらの踏切は人海戦術なのです。





壁に掲げられていた非常に興味深い図。





手書きの時刻表。
数字は読めます。





遮断棒を操作するリンク。





そうなんです。
インドでは、踏切一か所につき、一人の踏切番がいるのです!
人口の多い、インドならでは技ですね。
まさに人海戦術。

インドからこんにちわ

仕事の都合でインドにきております。約2週間ほどですが、首都ニューデリーから西部の町ジャイサルメールへ、そこからジャイプールに移動し、まだニューデリーに戻るという工程でした。

移動中に線路があったり、貨物列車が走っているのをみるたびに、車を止めて撮影をしたくなったのですが、さすがに鉄道の写真を撮るために車を止めるわけにもいかないので、車内から無理やり撮影していました(見るに堪えない写真ばかり)

ですが、昨日ニューデリーでまとまった”休み”時間が取れたので、ここぞとばかりに、ニューデリー駅に行き、散策してきました。

ニューデリー駅、かなり大きく列車本数も多いのですが、広い駅の構内通路を普通に移動できるので、列車・線路が好きな人にとっては、とても楽しい場所です。もちんろ、安全確認は自己責任です。


入替信号機は日本に似ています。





ニューデリー駅から南方向への線路。
閉塞信号機なのか?第2出発信号機なのか?






駅の北側、ダブルスリップの先に見えるのは客車区か?
ダブルスリップ、シングルスリップがたくさんあります。






北から列車が到着。その直前を普通に人が渡っていきます。
もちろん、サイレン鳴らしまくり。
でも、それが普通な状態なので、だれも、見向きもしない。。。







出発信号機。停止現示。







出発信号機、進行現示。
左上方向に並んでいるのは、進路指示器のようです。
進路指示器といっても、選択できるほどの進路があるようには思えないのですが。。。

直進は、ヤードで行き止まりのようなので、進路指示器がつかないと、ヤード行きってことのようです。




つづく。

2013年2月14日木曜日

JMRI Signal Group Table について その2

前回の記事の続きです。

Signal Groups を設定するには、Signal Mast 以外に、事前に ”信号機”の設定しなければなりません。ここでいう信号機とは、赤・黄・青 の主信号機の事ではなく、進路指示器に相当するものです。例えば、こちらのページにあるこの写真の下の数字を表示している部分のことです。

JMRIの解説ページもありますので、見てみましょう。
http://jmri.sourceforge.net/help/en/package/jmri/jmrit/beantable/SignalGroupTable.shtml

上記、解説ページから抜粋した図をご覧ください。
黄色を現示している信号機の上に、進路が示されています。Signal Groupでは、この進路指示器を信号機として、設定しなければなりません。

この図のように、6つの進路がある場合には、6つの信号機を設定します。
考え方としては、一つの信号機に6つの表示がある、ではなくて、方向一つについて、一つの信号機をわりあてる、ということです。6つの信号機の一つ一つは、一つの進路しか指示できない、ということになります。
(この図は、直進、つまり通過以外に、6つの進路があるという考えて作られています)





私のテストケースでは3つの信号機をセットしました。





それぞれの、信号機の設定は図をご覧ください。
信号機としては、Single Outputを使っています。
理由は、、、これでうまく作動したからです(笑)という、なんとも非論理的な理由です。場当たり的ともいいますね。得意技です。

分岐番号には、パネルには割り当てない仮想分岐を設定しました。
これも試行錯誤の結果です。ですが、本来の使い方ではないような気がしています。

「Lunar」 と「消灯」 の設定ですが、対応する進路が開いた時には「点灯」させ、それ以外は「消灯」させる、という設定にしています。
進路指示器なら、この設定でうまく動いてくれるはず、と思っています。





3つの信号に割り当てた「図柄」です。単純にデジタル数字表示を選びました。
テストですが、簡単な設定でいきます。





信号機 IH1 には 数字の「1」、信号機 IH2には数字の「2」、信号機 IH3には数字の「3」を割り当て、パネルに設置しました。
これは、信号機 IH1 が「Lunar」、つまり「点灯」(という書き方でいいのだろうか?)状態になった倍に、数字の「1」が表示される、という仕組みです。

ちなみに、テストなので、パネルの見栄えは気にしないで、単に数字を横に並べてみました。
将来的に、入換信号機の進路指示器のように、”重ね合わせて” 綺麗に表示できるようにしたいです。






下図は、信号機 IH1 から IH3 を 点灯させた状態。
一番下の線を本線とし、下から2番目の線を「1番留置線」、一番上を「3番留置線」としています。

赤を現示している小さい信号機は、Signal Mastの設定の際、Basic Modelを選択すると設定される信号機です。ちょっと寂しい感じのする信号機です。




ここで、Signal Groups 設定します。
Signal Groupsの設定するには、メインとなる信号機が必要となります。
考え方としては、メインの信号機に付随する形でなんらかの指示をする信号機をSignal Gropusで作成する、とう事になります。
ここでは、事前に設定したSignal Mastを選択します。
そして、Signal Mastが 「Approach」となる際の進路指示器の振る舞いを、Signal Groupで設定します。




信号機 IH1 から IH3が点灯する為の条件(ポイントの状態)を設定します。





設定が終わったらテストです。
Signal Mast がApproach 現示、つまり、黄色 現示にします(信号機を直接クリック)。
すると、ポイントの開閉状況が内部で検査されます。検査の結果、留置一番線が開通しているので、信号機 IH1点灯条件と合致し、数字の「1」が点灯します。
これで、進路指示器の完成です!






と、先ほどまで、順調に動いていたのですが、なぜか動かなくなりました。。。。
一度稼働した後、画面キャプチャをしたり、設定を確認したりしているうちに、何かを設定をかえてしまったのか? このくらいすぐに治せればいいのですが、その後、色々いじってもだめでした。うーん、なぜだろう?

根本的な使い方が間違っているのかな?


さて、Signal Groupの動きが分かり、進路指示器の作成も出来るようになりました。
しかし、Signal Groupを作るにはSignal Mastを使わなければなりません。
が、私にとって Signal Mastに馴染みがありません。

ここまでやってきたくせに、、、アイコンを自作してLogixで実現させてほうが簡単なような気がしてきました。

終わり。

2013年2月13日水曜日

JMRI Signal Group Table について その1

JMRIを触っていると、様々な機能がある事がわかります。
現在、私が触っているのは、そのJMRIの中でも、PanelProだけです。
さらに、そのPanelProの中でも使っている機能は1割にも満たないと感じています。

暇をみつけては、面白い機能が無いかどうかJMRI探索しております。
その中で、これはどう使うのだろう?と思った機能が、「Signal Groups」 です。
ヘルプを見ても意味がよく分からなかったので、ネットで検索したところ次のページを見つけました。

http://jmri.sourceforge.net/help/en/package/jmri/jmrit/beantable/SignalGroupTable.shtml




これを見る限り、、、日本で言えば入換信号機と進路指示器の組合せか?と推測。
面白そうなので、さっそく試してみようと思ったのですが、このWebページを読むだけではどうにもわかりません。
さらに、Signal Masts とは何ぞや?という、そもそも論から始めざるを得ませんでした。



とりあえず、テーブルから Signal Groups を選択してみます。
すでに一つ、登録されていますが、気にしないでください。





追加を選択すると、System Name やユーザー名を入れる欄があります。
これはいつも通りですが、その次に Signal Mast を選択するボックスがあります。






つまり、Signal Mastを事前に作成しておかないと、Signal Groups を作れないという事のようです。
それ以外にも、信号の設定が必要になるようです。
上図では既に3つ設定しておりますが、これは改めて説明します。

ということで、Signal Groups は一旦、棚上げして、Signal Mast を追加してみる事にします。

Table から Signal Masts を選択し、追加をしてみます。




ユーザー名は適当ですが、Signal Systemから、特定の信号機スタイルを選ばないといけないようです。



このリストに出てくる信号機名、まったく馴染みがありません(笑)。
まったくわからないです。しょうがないので、JMRIのアイコンディレクトリを探検してみますした。
例えば、CSX-1998 のディレクトリをのぞいてみると、こんな信号が並んでいます。





他の Signal Mast も覗いてみましたが、どれも馴染みがないです。
こういう時はBasic Model Signals を選択してみます。




それ以外に、Mast Type や、Select Mast Driver などを選択せねばなりません。
これもよく分からないので、基本的かつ簡単そうだな、と推測できる設定を選択してみました。
なんとも場当たり的です。

Mast Type は Single と Double の選択。簡単そうな Single で。




Mast Driver も Virtual Mast、仮想マスト にしてみます。



Disable Specific Aspects、 つまり、どの現示を無効にするか?という選択項目があります。
今回、ヤードの入換をテストケースにしようと思っているので、 必要な色は、黄色(Approach)と赤(Stop)だけだなと思い、青(Clear)を Disable にしました。




設定し終わった Signal Masts。 System Name がなんだかすごい事になっています。




これで、Signal Mastsの設定が終わりました。
次に、Signal Group の設定の中で必要になってくる ”信号機” を設定します。

次の記事に続く。。。

2013年2月7日木曜日

成功: Logix で 信号機の現示を論理演算の条件に設定する方法

先日、Logixで 信号機の現示状態を論理演算の条件に設定できない。。。と、ボヤキをいれておりましたが、pururu さんから、正しい方法を教えて頂きました。

実験してみたところ、大成功でしたので、ご報告させて頂くと共に、その手順を掲載します。



1:まずはLogixのテーブルをオープンして、新しいLogixを作成します。






2:TestLogixというエントリーを作成して、新しい条件を作成していきます。






3:条件のユーザー名としてTestを作成し、追加のState Variableを設定します。






4:変化時間には 信号機を指定します。







5:System Name には、既存の信号機を設定します(今回は IHF102)








6:信号機の「何を見るのか?」という条件には 「Signal Head Appearance Equals」を指定します。











7:さてここからです。Variable Aspect を見ても、、、、相変わらずです。ここからが、pururuさんに教えて頂いた方法を実行してみます。







8:一旦 System Nameにカーソルを移動させて、エンターキーを押します。





9:すると。。。なんということでしょう! Variable Aspect で現示状況を選択できるようになりました!






これで、今まで出来なかった条件設定が可能になり、複雑なLogix設定と、信号機設定が、とても簡単になります。本当にうれしいです。

pururu さん、本当にありがとうございました。



でも、この挙動は、JMRIのバグと言えるかもしれません。
もしくは JAVAの問題かもしれません。

実は、ルート設定の画面でも、ちょっとおかしな動きがあり、初めての人にとって「ルートが設定できない!」という状況に陥る可能性があります。
この件は、別途 ブログ記事にします。